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エコチル調査 母親からも期待の声 調査協力で、よりよい発達環境を
生活環境の中で触れる物質や生活習慣が子どもの成長や病気にどう関係しているのか調べる環境省の全国プロジェクト「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」。2月10日には神奈川ユニットセンター運営協議会が開かれた。
今回は各関係機関の担当者に加え、実際に調査に参加している母親5人も出席。母親の意見を聞きながら、よりよい調査にするための具体策などについて話し合った。母親からは「上の子がアレルギー体質だったことが参加したきっかけ。産む前に気をつけられることがあればしたいし、少しでも理由が分かるといい」など調査に期待する発言の一方で、「やっていてよかったと思えないと、13年間は続かないのでは」といった意見も聞かれた。
同センター長の横田俊平教授は「参加者と一緒に歩む研究プログラムじゃないとうまくいかない。調査データや結果を共有しながら進めていきたい」と話し、参加者にとってよりメリットがある仕組み作りに意欲を見せた。
調査参加者を募集中
神奈川県内のエコチル調査地域は、横浜市金沢区、大和市、小田原市の3つ。現在、対象地域に住む妊婦に調査への協力・参加を呼びかけている。
調査では赤ちゃんが13歳になるまで定期的に健康状態を検査していく。内容は血液や尿、髪の毛の中の化学物質、生活習慣、子どもの成長や病気の記録(母子健康手帳や健診の記録)などについて。妊娠中と子どもが13歳になるまで半年に1回質問票調査があるほか、6歳と12歳時に健診を予定している。
■問い合わせ=かながわユニットセンター事務局【電話】045・782・2770(平日午前9時〜午後5時)。
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こどもタウンニュースけんせい4月18日 |
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