商店街をお届け 買い物弱者に利用呼びかけ─橘地区
地域の高齢者や交通手段の無い人など買い物弱者に、より良い生活を送ってもらおうと、橘商店会(小森正光会長)は11日、出張商店街という取り組みを初めて実施した。
ワゴン車7台に食料品や雑貨などの商品を積み、高齢者や単身・2人世帯が多い小竹地区周辺の7地点を巡回し30分ずつ販売。買い物に来た地域住民からは「助かる。3日に1度位来ほしい」との声が上がった。
昨年の夏に市から「商店街を存続させるためのモデルケースに」との呼び掛けにより同商店会は動き出した。小森会長は橘地区のニーズを探るため、橘北の自治会に所属する約2700世帯にアンケートを実施。また自治会の協力を得るため、何度も自治会長会議に足を運んだ。「商店が採算を取るのは厳しいと思うが半分ボランティアとして参加してくれている。周知しつつ、続けて徐々に集客できれば」と話している。
今後は6月まで試行期間として第2日曜日に毎月開催し、1年間開催する予定。問合せは橘商工会【電話】0465・43・0113まで。