「小田原らしいホールに」 基本計画シンポジウム
今年度中に策定される「文化振興ビジョン」と「市民ホール基本計画」の概要や策定の経過を報告するシンポジウムが20日、市民会館で行われた。
当日は専門・市民両委員が集まり、策定経過などを報告した。石塚正孝専門委員は「この期間でよくここまでまとまった」と振り返った。質疑応答の場では市民から「いびつな形の用地で、来年度に設計者を選定すると、また失敗するのでは」「財政面をどうするか具体的に示されていない」などの声が挙がった。
パネルディスカッションでは専門委員から「次世代が育っていない。担い手がいない」「芸術・文化の無関心層が増えている」など、今後の課題が示された。また桧森隆一専門委員長は「市民の皆さんがどう使い倒していくかが鍵。まだまだ話を詰めていく必要がある。小田原らしい、血の通ったホールにしていければ」と話した。
新しい市民ホールは平成24年度に管理運営計画を策定、設計者を選定し、平成27年度に施工開始予定。