300余の芽接ぎ 垂れ梅 可憐に見頃
市内久野の星野清治さん宅(久野4001)の庭先で、垂れ梅が見頃を迎えている。樹高約10・5m、枝張り直径約11mで、幹は根本で直径約70cmに及ぶ大木だ。星野さんが300余の芽接ぎをし、農業の技術を駆使して40年かけて形を整えてきた。これまでに5本の樹を手がけたという。
育生のヒントにしたのは、県農業代表団で訪れたデンマークで目にしたフラワーアレンジメント。斬新な美的感覚に影響を受け、「自然の老梅容姿を活かし、清楚でありながら風格美をもたせました」と話している。