神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

先人に学ぶ小水力エネルギー 久野の発電所跡を市民が視察

公開:2012年6月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
取水口から発電所までの用水路
取水口から発電所までの用水路

 地域資源を使って小水力エネルギーを生み出していた現場を視察しようと今月10日、市民が訪れた。メンバーは(有)小田原植木社長の近藤増男さん、市議の佐々木ナオミさんら5人。

 訪れたのは大正6年から数年に渡り稼動していた市内久野の水力発電。明治期から山林家として林業の発展に貢献してきた辻村家の3代目、常助氏と弟の伊助氏がつくり、製材所の電灯に利用していた。当時約74キロワットを発電していた。当日は辻村農園の管理責任者、越地敏雄さんの案内で、山林を約3時間半かけて歩き、取水口、土管、貯水槽、発電所などの跡を見学した。

 発電に高低差を必要とする水力発電。メンバーがGPSで調査した結果、取水口から貯水槽までの約1350mは高低差260m前後で水をゆるやかに流し、発電所で一気に約75m水を落としていたことがわかった。「緻密な計算によるずい道や水道橋、石積み工事などが約100年前に行われていたことに驚いた。省エネや地産地消のエネルギーが注目されるいま、先人の知恵に学べれば」と、近藤さんは話している。
 

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のローカルニュース最新6

企業で商品企画学ぶ

小田原東高

企業で商品企画学ぶ

花王(株)が協力

1月25日

ムエタイ大会で初ベルト

酒匂中稲葉さん

ムエタイ大会で初ベルト

谷山ジム小田原所属

1月25日

優秀作品を表彰

中学生「税についての作文」

優秀作品を表彰

1月25日

地域防災カタログを進呈

地域防災カタログを進呈

自治会・町内会対象に

1月25日

職員らが献血奉仕

さがみ信用金庫

職員らが献血奉仕

1月25日

芸者がスマホで確定申告 

芸者がスマホで確定申告 

小田原税務署が体験会

1月25日

湘南巻き爪矯正院 小田原院

無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」

https://www.shonanmakitume.com/odawara/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 1月25日0:00更新

  • 1月18日0:00更新

  • 1月11日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2025年1月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook