知恵を身につけ自助力アップ 6月24日(日) 子どもを守る防災セミナー
子育て真っ最中のお母さんたちが企画する「巨大地震から子どもを守る防災セミナー」。特別な物を揃えるのではなく、今ある物を使い、自分の知恵で子どもを守る方法を身につけることが目的だ。例えば腹帯のさらしは、避難時の抱っこやおんぶ紐、ビニール袋と組み合わせておむつにも利用できる。「物の原理を知り代用する。発想を転換すれば、多少物がなくてもできます」と、主催者の箕輪真理さんは話す。
箕輪さんは2人の女の子のお母さん。昨年の東日本大震災を目の当たりにし、底知れぬ不安を感じたという。静岡県御殿場市で受けたNPO法人だっことおんぶの研究所の実践指導型の防災講座をきっかけに、小田原への招致開催を企画。「ただ講義を聴くのではなく、自助力を高めて身のある防災対策に取り組めれば」と、地域のお母さん5人で「おだわら子ども防災」を立ち上げた。「多くの人や企業、団体の協力に感謝しています」と箕輪さん。小田原市から市民活動応援補助金を受けることにより、参加費無料での実施が実現した。
防災セミナーは6月24日(日)、午前10時半から午後12時半まで小田原市保健センター2階集団健診室で行われる。マタニティから3歳までの子どもがいる家族、子育てに関心がある人が対象で、さらし5m(当日購入の場合は525円)、靴を入れる袋を持参のこと。キッズスペースあり。阪神淡路大震災の被災体験とアウトドアの知恵を生かし、全国各地で講演活動を行うあんどうりす氏も招く。申込みは氏名、住所、電話番号、大人と子どもの参加人数、子どもの性別・年月齢、さらしの申込みの有無、団体名(所属の人のみ)を明記の上、おだわら子ども防災【メール】okb@goo.jpまで。定員になり次第締切り。