全国総合文化祭 伝統芸能で勝負 ビジネス高・小田原高・相洋高が出場
富山県で行われている全国高等学校総合文化祭に、市内から小田原総合ビジネス高校、小田原高校、相洋高校の3校が出場する。ビジネス高校邦楽部と小田原高校箏曲部は県代表の合同チームとして日本音楽部門に、相洋高校和太鼓部は郷土芸能部門に参加、それぞれ12日に本番を迎える。
日本音楽部門の神奈川県合同チームは、昨年行われた県大会で上位入賞した高校からメンバーを選出。難易度の高い曲目「雪月花に寄せて」を演奏する。
ビジネス高校から出場するのは澁谷紗希さん(2年)。通常の琴よりひと回り大きい「十七絃」を担当する。文化祭出場が決まってから練習を開始、指づかいを覚えるのに苦労した。勅使河原真由美顧問は「小柄なので全身を使って演奏している。上達が早い」と話す。澁谷さんは「メンバーに負けないように頑張りたい」と抱負を語った。
小田原高校からは佐野栄美(えみ)さん、野地飛鳥さん(ともに2年)が十三絃で参加する。同校で40年指導する稲葉千鶴子さんは「飲み込みが早い2人。優秀な代」と話す。佐野さんは「現代的なメロディーなので2人で歌いながら覚えた」と笑顔を見せる。野地さんは「今までの練習を生かして、人を感動させられるような演奏をしたい」と意気込みを話した。
相洋高校和太鼓部は昨年12月に行われた第22回郷土芸能発表会で知事賞を受賞。当日は3年生18人が、小林悟顧問らのアレンジした「天翔ける龍」を披露する。
7月17日には文化祭出場メンバーが加藤憲一市長を表敬訪問。海上(うなかみ)佑史部長が「全国大会は入部以来の夢。神奈川・小田原の代表として、目標の優勝を勝ち取りたい」と闘志を表した。
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