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相馬復興支援のバスツアー 「被災地を忘れない」 市民が企画し、被災者と交流

公開:2012年8月18日

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加藤憲一小田原市長も加わり、鎮魂の唄が漁港に響き渡った
加藤憲一小田原市長も加わり、鎮魂の唄が漁港に響き渡った

 小田原のこころを届けるプロジェクト(今野正徳代表)が呼びかけた被災地復興支援ツアーの一行が7月28・29日の2日間、福島県相馬市を訪れた。昨年5月、小田原市社会福祉協議会が募集・派遣したボランティアに参加した今野代表が、被災地の「いま」を見るために企画、小田原市内外から56人が参加した。

 一行は相馬市に到着後、営業を再開した市内の観光ホテルで昼食をとり、津波で壊滅的な被害を受けた原釜漁港を見学。海に向かい黙とうを捧げ、小田原と相馬の交流を唄った歌詞にアレンジした木遣り唄に、震災の犠牲者への追悼や復興応援の気持ちを込め、全員が声を合わせた。

 その後仮設住宅を訪れ、小田原市の老人ホーム・長寿園入居者らが縫った雑巾150枚と、小田原市社協が中心に集めた毛糸約150kgが贈られた。夕方からは現地住民とツアー参加者の親睦会が催され、再会を喜ぶ様子も見られた。

 2日目は、報徳の森プロジェクトの支援により完成した仮設店舗・相馬報徳庵を訪問。南相馬市へ移動し、伝統行事「相馬野馬追」を見学、馬を走らせる勇壮な若武者の様子に魅入った。

 このツアーで初めて相馬を訪れた宇佐美好孝さんは「津波が襲った現場を初めて見て胸が詰まるおもい。小田原と相馬の、人と人との深い交流があることを知り有意義だった」と振り返った。昨年の5月以来3度目の訪問となる高梨華子さんは「人が住めず放置されている更地を見て、気持ちが沈んだ。相馬の復興をずっと支援し続けたい」と感想を述べた。
 

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