輝く未来へ軌跡を描く 城北工高 山内さん
小田原城北工業高校の山内愛さん(建築課・3年)が10月7日に行われた国民体育大会と、19日に行われた日本ジュニア陸上競技選手権大会にやり投げで出場した。国体では47m33、日本ジュニアでは50m54を記録し、ともに4位入賞した。
どちらも規定の記録を上回るか、上位記録保持者の選ばれた人のみが参加できる大会。山内さんにとって高校最後の大会となった。全国4位でも納得はいかないようで「コンディションの悪いなかでも良くできた方。自己新が出せなかった」と悔しさを滲ませた。
高校に入り始めたやり投げで脅威の記録を打ち出し注目を集めた山内さん。複数の大学からの引き抜き合戦もあったがその中から、今年新しく陸上部が設立された大阪の大学に進学し、陸上を続ける予定。進学先の陸上部には、幅跳びやハードルのランキング上位者など、全国からそうそうたるメンバーが集うという。
3年間指導した陸上部の鈴木充顧問は「次のステップで大輪の花を咲かせてほしい。道を究めてほしい」と山内さんに希望を託す。また部長を務めた山内さんは「後輩たちは先生と仲良くやっていってほしい。故障に泣かされたけど、どうにかやってこられた。大学に行って良かったと思えるよう、これからも頑張っていきたい」とコメントした。
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