まるで白昼夢 小田原高出身・内野さんが最新作を上梓
まるで空中に浮かぶように水平線の上に咲く桜。小田原高校出身のカメラマン・内野克美さんの新しい写真集「桜の夢」に収められた一枚だ。
写真集「桜の夢」(愛育社)は内野さんが5、6年前から撮りためた桜の写真を集めたもの。一昨年に週刊誌の巻頭グラビアを飾った夜桜の写真も収められている。
撮影場所は千鳥ヶ淵や代々木公園、小田原城など桜の名所もあるが、市内の国府津や根府川、山北町など人知れず咲く近場の桜が多い。左の写真も「桜と海のセットはあまりない」(内野さん)と根府川で三脚を開けないほどの崖で撮影された。「場所で選ばず、自分がどう見えるか」(内野さん)で選ばれた桜たち。写真集にはそんな桜の、内野さんにしか見せない表情が切り取られている。写真集は現在、伊勢治書店ダイナシティ店他で発売中。
母校で講演作品の講評も
内野さんは11月17日(土)に小田原高校で開催される公開市民講座「ひとあじ違う写真の撮り方」で講演を行う。時間は午後1時半から。作品を持参すれば講評も受けられる。受講は無料、応募締切11月15日(木)。主催は同校同窓会交流委員会。申込み・問合せは交流委員会・蛭田さん【携帯電話】090・8478・0895。