ウイルス性感染が急増 市内で例年の1.5倍が羅患
外気の乾燥、低気温による免疫力の低下など、感染症が流行り出す時期を迎えた。市内でも抵抗力の弱い小児を中心にマイコプラズマ肺炎や感染性胃腸炎、RSウイルスといった感染症患者が増加傾向にあり、(社)小田原医師会(横田俊一郎会長)は感染症への注意、予防を呼び掛けている。
全国の感染者数が過去5年(同時期)で最多を記録したマイコプラズマ肺炎に続き、現在市内でも流行の兆しをみせているのが感染性胃腸炎だ。ノロウイルスが代表的なウイルスとしてあげられるこの感染症。例年患者数のピークは12月だが、今年は10月初旬から11月4日までの間に昨年の約1・5倍の感染者が出ている。感染力が非常に強く、経口感染や感染者との接触感染、嘔吐や下痢便を処理した際の飛沫感染など様々。また、乳児期の発生が多いRSウイルスによる急性呼吸器感染症も、すでに例年を大きく上回る感染者が出ている。
浜町小児科の遠藤徳之院長は「重症化による合併症にも注意が必要。いずれも症状が似ているため、お子様の異常を感じたらすぐに『かかりつけ医』に相談のうえ、受診をしてほしい」と話している。
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