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湘南藤沢徳洲会病院 医療レポ【7】 家庭でも出来る応急処置
日々の生活で急な病気やケガ、事故などに遭遇した時、応急手当の知識や技術を持っていれば、落ち着いた手当てが可能です。今回は日常に多くみられるケガ『傷』に対する応急処置について説明します。
ケガ『傷』を負った時
包丁やハサミ、ガラスなど家庭内にある様々なもので、または転倒などで大きな傷を負うこともあります。顔面や頭皮などの傷から溢れる様に出血することもありますが、まずは落ち着いて出血場所を確認します。そしてハンカチやタオルなどを用いて傷口を真上から直接強くしっかりと押さえます(直接圧迫止血)。5〜10分程度の圧迫でほとんどの場合は出血が弱まります。その後、傷口に土や砂などが付いている場合は、水で汚れを洗い流します。優しくこすって洗うのも良いでしょう。
出血がおさまり汚れを落とした後は傷口をよく観察して下さい。浅い擦り傷程度であればそのままガーゼや絆創膏を当てて様子を見ます。最近では傷を乾かさずに密封して治す方法もあります。市販の消毒薬や軟膏、密封用被覆材などを用いる際は注意書きを読んで適切に使用しましょう。
出血や汚れがひどい、周りの皮膚を引っ張ると傷がパックリと開く、釘などが深く刺さったまま、動物に深く噛まれた場合などでは病院での処置が必要です。早めに受診しましょう。
■取材・協力
湘南藤沢徳洲会病院
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