海の食物連鎖を体感 海洋大の出前講座
東京海洋大学の出前講座が市内前川の前羽小学校(加藤茂一校長・児童149人)で1月31日に行われた。さかなクンが訪れた一昨年に始まり、今年で3回目。魚類学の専門家、河野博教授が5・6年生を対象に、魚の標本と顕微鏡を用いて胃内容物やプランクトンなどの観察授業を行った。
標本は内臓などが透けて見える透明標本。マハゼを酵素に浸け、筋肉組織を透明化し、特殊な薬品で軟骨・硬骨にそれぞれ着色してある。胃の中からプランクトンを発見した生徒からは「凄い!」と元気な声が上がっていた。
河野教授は「目の前の綺麗な海でも食う、食われるという関係があり、海を汚すとプランクトンが減り魚も減ってしまう。綺麗な海を守っていってほしい」と生徒らに訴えた。