橘支所が移転へ 小田原中井線を着工予定
市内前川の小田原市役所橘支所が、都市計画道路の整備に伴い移転することがわかった。
市役所の支所移転は議会での承認が必要なため3月市議会に上程される予定。議案が通れば、橘支所は市内羽根尾の橘タウンセンターこゆるぎの1階に移転する。また橘支所内に事務所を構えていた小田原市橘商工会(小野澤藤一会長)も支所移転に合わせ市内前川の前羽福祉館に仮移転する。同支所は1958年(昭和33年)に橘町役場(当時)として建設された。71年に小田原市と橘町の合併に伴い、橘支所となった。
新しく整備される道路は都市計画道路小田原中井線。国道1号線沿いの橘支所の場所から北へ約2・4Km、西湘テクノパークを抜け、現在の県道709号・中井羽根尾線に繋がる、バイパス道路をつくる計画だ。全幅14mで幅3mの歩道が両側に整備される予定で安全に考慮したつくりとなる。
現在中井羽根尾線は、通学路となっているが歩道が狭いうえに交通量も多く、大型車両の割合が高い。近隣道路では昨年末に死亡ひき逃げ事故も発生した。1970年台から市民団体の陳情書などがあがっており、95年に都市計画で新しい道路の整備は決定している。南側約1・4Kmは県が事業主体となって2016年までの開通を目指しているが、起伏が激しい土地柄、道路設計に時間がかかっており、用地の取得も進んでいない。現在新しいスケジュールの検討中だという。
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