広域消防 防災力向上に期待 2市5町の新体制で運用開始
小田原市と南足柄市、足柄上郡の消防組織統合による広域消防が3月31日、スタートした。31日には新体制開始を記念する発足式が、生涯学習センターけやきを会場に催された。
主催者代表として加藤憲一小田原市長は「時に激しく、時に緻密に協議を重ね6年の歳月を経て、この日を迎えることができた。多くの生命、財産を守るという緊張感を持って取り組まなければ」とあいさつ。黒岩祐治県知事は「広域化は『すべき』と思っていても難しいこと。広域化により防災力は圧倒的に強化される。可能であれば(県内で)もっと広域化を進めたい」と今後の活躍に期待を寄せた。
式典では新しい消防本部のマスコットキャラクターに関する表彰も行われた。キャラクター愛称で最優秀賞に選ばれた下中小学校6年の土屋楓君は加藤市長から賞状と目録を受け取った。土屋君は「最初の候補は友だちと同じだったので、もう一度考え直した。今日ここに立てて嬉しい」と喜びを語った。決定した愛称は「ファイヤーけしまるくん」。2市5町の小学生から募った123作品の中から選ばれた。
広域消防に伴い、現場到着時間の短縮や行政運営の効率化などの効果が期待されている。
|
|
|
|
|
|