株式会社ダイナシティの代表取締役に就任した 栗崎 輝敬さん 横浜市在住 55歳
挑戦はいつも新鮮
○…朗らかな笑顔が印象的。優しい語り口調に、思わずほっとさせられる。就任して1カ月、自ら開店のあいさつに立つことも。「地域の方に来てもらえてうれしい。時間を気にせず、ゆっくりとお買い物を楽しんでもらえる施設にしていきたい」。婦人服の物流や経理、中国工場のシステム化など、裏方の仕事を長年に渡り担ってきた。商業施設は初めてだが、「55歳にして新鮮」と前向きだ。
○…福島県で生まれ育った。小田原を中学時代過ごした会津に重ね合わせる。当時はシャイな転校生で、慣れるのに少し時間がかかったと振り返るが、「同じ城下町。質実剛健で懐に入ると親しくなれます」と言葉を弾ませる。高校の途中から海沿いの富岡へ。原発事故の影響で立ち入れなくなった母校、双葉高校に「現役の生徒さんは大変だと思います」と思いを寄せる。
○…学生時代から大好きだったファッション。「ハマトラ」の全盛期、お小遣いを貯めて洋服を買うのが楽しみだったという。その憧れから、ニューヨーカーやブルックスブラザーズを展開するダイナシティの親会社、(株)ダイドーリミテッドに入社。夫人は2年上の先輩で、社内恋愛だった。銀婚式を迎えた今年、「食事と花束を贈りました」と照れ笑い。勤続30年のリフレッシュ休暇を利用して、2人でカナダに出かけたのだとか。
○…4時には目が覚め、5時には愛犬とともに散歩へ出かける朝方の生活。スキーと中国勤務の際にはじめた自転車が趣味で、三浦半島を一周したり、自宅から秋葉原の本社までの42キロを往復したことも。「体を動かすことが好き」と語る通り、スラリとした体形で、上品な着こなしが良く似合う。小田原での初めてのゴールデンウィークは北條五代祭りへ。「お祭りデビューします」と胸を躍らせる。「地域に根差した1番店を目指し、地元とのより良い関係を築いていきたい」。今後の活躍が楽しみだ。
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