願いと共に天高く 曽我の傘焼きまつり
曽我兄弟遺跡保存会(関野弘行会長)主催の「曽我の傘焼きまつり」が5月18日と19日の2日間、下曽我駅周辺を会場に催された。
両日合わせて計3回行われた「傘焼き」。曽我五郎、十郎に扮した地元の青年が、家内安全や商売繁盛などの願いが込められた祈願傘に火を放つと、傘は天に向かい火柱を上げ、アッという間に灰になった。また19日に行われた武者行列には歌舞伎俳優の市川月乃助丈が参加。満江御前(まんこうごぜん)や化粧坂(けわいざか)の少将、虎御前(とらごぜん)などに扮した地元の参加者と共に、下曽我駅前通りを練り歩き、まつりに華を添えた。
関野会長は「多くの方に参加頂き嬉しい。来年以降もこのイベントを通して歴史を伝えていければ」と語った。