県民功労者 2市8町から4組が受賞 長きに渡る地域活動が結実
神奈川県は5月24日に2013年度県民功労者を発表、2市8町から市川昭維子(せいこ)さん、横田俊一郎さん、青木常雄さん、六彩会が選ばれた。表彰式は、県庁で6月3日に行われた。
民生委員児童委員の市川さん(小田原市)は、児童支援などの福祉活動に尽力したことが評価された。
小田原医師会会長の横田さんは、地域住民の健康増進に寄与したことが認められた。横田さんは「医師会のこれまでの取り組みが評価されたことがうれしい。今後も地域医療の向上、みなさんの健康に貢献できれば」と喜びを語った。
受賞決定に驚いたという真鶴町漁業協同組合代表理事組合長の青木さんは、「これからも様々な情報収集を重ねて『もうかる漁業』を目指して頑張りたい」とコメント。11年前の組合長就任後、漁協では魚の鮮度を保つための「冷海水装置」を県内でいち早く導入するなど、漁業経営の安定化に励んできた。
小田原、箱根、真鶴、湯河原の会員で構成する六彩会は、食生活改善を推進する団体。親子料理教室など50年に渡る活動が実を結んだ。前会長の中村貞子さん(湯河原町)は「地域の方々の健康を食で支えていきたい」と今後の抱負を語った。