歴史と伝統 文化部ニュース 自画像で全国へ 相洋高 美術部
河野(こうの)由佳さんと最勝寺玲那さん(ともに3年)が県高等学校美術展の油彩部門で会長賞を受賞。7月31日から長崎県で行われる全国高等学校総合文化祭に出品する。
2人は実質2カ月ほどで1mを超える大作を仕上げた。河野さんは「星雲を描きたい」という想いでスタート。方向性を見失い行き詰った時期もあったが、伊勢岳彦顧問のアドバイスで絵の中に自分の姿を描いた。「先生のおかげでたどり着けた」と笑顔を見せる。下描きをして練って製作に入るという最勝寺さんは河野さんの絵を見て「いいなぁと思って」自画像に切り替えた。美術展では他校推奨作品に4校から選ばれるも「今ならもっと良い絵が描ける」と前を見据える。
総合文化祭では美術部門は審査されないが、最勝寺さんは「全国の作品を見られるのが楽しみ」と期待を語った。