市内出身の鈴木美緒さん=人物風土記で紹介=が、ドイツで発売したCDが注目を集めている。
鈴木さんが手がけるのは「ヒカリトロニカ」というジャンルの音楽で、パソコンで作る電子音楽に、フルートが組み合わさったもの。「ヒカリトロニカ」誕生のきっかけは、鈴木さんが2012年から留学しているドイツで出会った電子音楽。小学校4年からフルートを学ぶ鈴木さんはドイツのカフェで耳にした電子音楽に興味を持ち、パソコンを使って自主制作を開始した。2012年の大晦日、ベルリンで年に一度解禁になる打ち上げ花火を見ながら、「この瞬間を残したい」と生まれたのが、ファーストアルバム「2012/2013」だ。今年3月、ベルリンの大手CDショップで発売され、即日完売の売れ行きをみせた。
ドイツを拠点にフランス、スペインなどにもわたり、音楽のセンスを磨く。制作道具のパソコンや周辺機材など30kgにもなる機材を背負い、各地で知り合った様々なアーティストとともにライブ活動も行っている。
今年4月から一時帰国していた鈴木さんは、今月から再びドイツへ。「小田原とヨーロッパをつなげるような、世界を渡り歩く音楽家になりたい」と夢を語った。
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