小田原大会をPR 静岡・清水で「削ろう会」
鉋で削る木材の薄さや長さ、幅広さを競う「削ろう会」の第29回大会が6月15日と16日、静岡県清水市で行われた。16日の表彰式では第30回大会の開催地として小田原市が紹介され、加藤憲一市長をはじめ実行委員会のメンバーが壇上に上がった。加藤市長は「小田原は箱根細工や建造物など木にまつわるものが多い地区。地域再生、木材産業活性化に向け、メンバーを総動員して臨みたい」と抱負を語り「小田原城天守閣を木造で再建したいと考えている」と夢を語った。
小田原大会の実行委員長には、文化財建造物木工技能者の芹澤毅棟梁(市内東町・せりざわたけし工務店代表)が就任。大会後、芹澤さんは本紙の取材に対し「職人さんの世界と地域の活性化にもつながる大会。失われつつある職人の手仕事で、小田原の建物の維持・保全に役立てたいという一貫で考えている」と意気込みを話した。
小田原大会は2014年11月に開催される予定。