日本画家 夏目さんが県知事賞
市内浜町の夏目日出男さん(70)=人物風土記で紹介=が、第12回かながわシニア美術展の日本画の部で県知事賞(大賞)を受賞した。夏目さんは2011年にも同展で県知事賞に輝いており、全国の受賞者による「ねんりんピック2011熊本」でも銅賞を受賞。西相展では審査員を務めており、報徳二宮神社の慈善絵馬展にも毎年出展している。
今回出展した作品は、昨年6月に開成町で描いた「立ちアオイ」。凛と咲く花のバックには、植えられたばかりの稲が連なる。「空気感を表現したかった」と語る夏目さんは、湿気を含んだ梅雨時の田園風景を淡い色彩で表現。奥に臨む民家には灯りがともり、生活感が感じられる。
常にスケッチブックを持ち歩く夏目さん。今までに描いた数は100冊以上に及ぶ。自然の風合いが出る天然の岩絵の具を愛用している。退職した今、「これから落ち着いて、もっと絵を描きたい」と話している。
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