河野さん、ジャパンカップへ ３位入賞でブロック代表
小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2013年11月2日
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出場認定証を手に笑顔の河野さん
市内栄町の花屋「ハナマサ」の河野精一朗さん（43）が、10月に行われたジャパンカップ・フラワーデザイン競技会神奈川ブロック代表選考会で３位に入賞。来年４月に行われる本大会の出場権を獲得した。
ジャパンカップはフラワーアレンジの技術を競うイベント。河野さんは今回が６度目の挑戦で、本大会は初めての出場。「うれしかった。諦めずに続けてきて良かった」と晴れやかな笑顔を見せた。
第一次予選は持ち込み審査。河野さんは紅葉した山帰来（さんきらい）の実とバラをモチーフに「和モダン」を意識した作品＝写真右側＝で見事１位に選ばれた。迎えたファイナル競技はステージ上での花束づくりとアレンジ。与えられた材料を自分で配分し、それぞれ30分の制限時間内に仕上げる。アレンジは、籐のかごやフラワーボックスなども用意され、作業テーブル全体をディスプレイしなければならない。与えられた材料をまんべんなく使った方が評価が高いという。河野さんを悩ませたのはハート型のフラワーボックス。「可愛らしいアレンジは苦手で、どう使おうか迷った」。あげく、色とりどりの「ハナナス」を詰めこみ、テーブルの中央に据えた。「アレンジには黄金比率がある。感覚だけでなく、頭を使いながら挿した」と振り返る。制限時間内に清掃もしなければならず「本当に時間がなかった」が、無事に代表の座を勝ち取った。
河野さんは「全国には更に上の人がいる。プレイヤーとしていくので、ベスト10を目標にしたい」と、気合十分だ。
