災害時に情報を交換 ケーブルTVとFMがタッグ
ケーブルテレビ事業の(株)JCN小田原(山田文雄代表取締役社長)とコミュニティFMのFM小田原(株)(鈴木吉兵衛代表取締役)がこのほど、「コミュニティ放送防災ネットワーク協定」を締結した。災害発生時など緊急時に取材情報を交換し、両社の放送に活用する目的で、スタッフや放送機器も提供しあう。放送エリアは、JCN小田原が小田原市と南足柄市、開成町を中心としており、FMおだわらは同2市1町のほか、箱根・大井・松田・二宮の4町をカバー。協定は、放送エリアに共通点が多く、速報性などの利点が大きいと判断された。
両社は2011年の東日本大震災以降、地域の防災情報をより多くの地域住民に伝える試みとして、同時生放送の実施などに取り組んできた。協定についてJCNの山田社長は「地域に根ざす会社同士が協力し、地元の安心に貢献したい」と抱負を語った。またFMおだわらの鈴木伸幸局長は「普段から情報を相互活用したい。市民の防災意識向上にも役立てれば」とコメントしている。
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