小田原版 掲載号:2013年11月23日号
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「報徳の森プロジェクト」2代目会長に就任した 高木 大輔さん 竹広林業(株)代表取締役社長 41歳

次代をつくる1本の木

 ○…東日本大震災が起きた2011年、二宮尊徳の「分度推譲」の精神に基づき立ち上がった「報徳の森プロジェクト」。被災地を支援しながら、小田原の森林・林業の再生を図る取組みだ。災害協定を結ぶ福島県相馬市に、クリスマスツリーや食器を贈り、仮設店舗の完成に小田原の間伐材で助力した。11月中旬に行われたプロジェクトの総会。小田原市内で被災地支援に奔走する団体・個人が集うなか、満場一致の拍手で、若き2代目リーダーが誕生した。

 ○…近頃の小田原は、木に関する話題が熱い。その活動の多くに携わる、小田原地区木材業協同組合の若手団体「小田原林青会」の会長でもある。木の世界に触れたのは16歳の時。バイクの免許を取りたいという「不純な動機」で叔父が営む材木店でアルバイトを始めた。店のカウンターに棟梁が集まり、情報交換をしながら一服していた光景が忘れられない。昔の棟梁からは檜の香りがした。「それだけいい木材を扱ってたんだろうね」と、屈託のない笑顔を浮かべる。

 ○…南足柄に生まれ、小田原で木に触れ、東京の大学で学び、バックパッカーをしながらカナダを渡り歩いた。経験豊富な先輩たち、年の近い仲間たちに囲まれる今、強く感じるのは、風光明媚で歴史ある郷土への誇りと愛情。酒が入ると決まって口に出るのが駅伝の例え。「箱根で言えば僕は5区の走者。1区から4区の選手が繋いでくれた襷を、無事に6区に渡す。それが自分の務めかな」。人から人、時代を次代につなぐ役割を自覚する。

 ○…「断られるのが嫌で大嫌いだった」営業をはじめ、怒られながら体得した商売のコツ。目の肥えた棟梁相手に気働きも学んだ。危険も伴う仕事の楽しみを教えてくれた先代は、優しいだけとも違い、黙って背中で見守ってくれた。今も毎日製材所で木に触れる先代に「恩返しをしたい」。そして自らも、高い空を目指し伸びてゆく。
 

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