小田原・細田市議 母校・専大から感謝状 体育施設完成などに尽力
小田原市議会議員の細田常夫氏(82)が、母校・専修大学体育会の80周年記念式典で表彰を受けた。
12月14日には東京・千代田区のホテルグランドパレスで記念式典が行われ、細田市議は記念の額と感謝状を受け取った。
細田市議は埼玉県飯能市の出身で、1951年に専修大を卒業。62年からは元専修大総長で自民党副総裁だった川島正次郎氏の秘書をしていたこともあり、森口忠造元総長とも懇意にしていた。
63年に小田原市議初当選後は、神奈川県内で3番目の公認トラックを持つ同大の体育施設が伊勢原市に完成(64年)したが、細田市議の支援が大きく、今回の表彰はこれらの功績を称えたもの。
受賞に対して細田市議は「身に余る光栄。ただ母校のために当たり前のことをしてきただけ」と喜びを表した。伊勢原のグラウンドの完成に加え、宮城県石巻市に理工学部を作る際、半年間、週に1度、現地に赴いたことが思い出と話す。「鉄道工事の経験があったので、現場を見てほしいと頼まれた。完成後は、小田原市が大学誘致を検討していた時期でもあったので、市議の有志と視察にも行きました」と懐かしそうに振り返った。