オリジナル曲で全国掴む 相洋高和太鼓部
小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2014年1月25日
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息の合った演奏を披露（提供：横浜綜合）
相洋高校和太鼓部（小林悟顧問）が、昨年12月に開かれた第24回郷土芸能発表会の和太鼓部門で、１位にあたる「教育長賞」を受賞。７月の第38回全国高校総合文化祭への出場権を獲得した。同部の全国出場は３年連続９回目。
12月の大会には『小峰ばやし』と『三崎のぶち合わせ太鼓』の２曲で挑んだ。『小峰〜』は、同部が創立20周年を迎えた際にＯＢが作曲、提供した相洋オリジナル曲。小峰の丘での学校生活の楽しさを表現しており、公式大会では初披露となった。小林顧問は「体格の大きい部員がいない分、息の合ったキレのある演奏ができる代。明るい雰囲気が曲に合っている」と選曲の意図を話す。
当日は曲調が変わるタイミングで40kgを超える大太鼓を４人で担いで練り歩く演出を取り入れた。塚本大毅（だいき）部長（２年）は先頭に立って舞を披露。「観客に楽しんでもらえたと思う」というように、会場の心をつかんだ。
『三崎〜』でも躍動感ある演奏で、荒々しい漁師の生き様を表現。初物と十八番の２曲を見事に演奏し、全国への切符を手にした。
大会を終え、副部長の青木花世さん（２年）は「『観客に熱を伝える』がモットー。最後は笑顔で終われてよかった」と安堵の表情をみせた。塚本部長は「２年前の全国優勝した先輩たちに並びたい」と早くも全国に向け、前を見据えた。
