箱根火山の地層が露出 大井町メガソーラー建設地
大井町に建設中のメガソーラー発電所「きらめきの丘おおい」の造成地から、箱根火山や富士山の噴火を起源とする火山灰や軽石を含む約15mの露頭(地層や岩石が露出している場所)が顔を出した。
露頭は昨年9月、発電所内の貯水池造成の際、露出。県立生命の星・地球博物館(市内入生田)の笠間友博学芸員を中心とした専門家による調査で、上部(写真の茶色部分)に富士山を起源とした層、下部(写真の白い部分以下)には約6・6万年前の箱根火山を起源とした東京軽石の火砕流の跡などが見つかった。現在は敷地内道路に面した別の傾斜地で火山灰の層が確認できるという。
大井町では生涯学習センターの資料展示室で写真や解説が展示されている。問合せは同町生涯学習課【電話】0465・83・5409。