世界らん展で奨励賞 ハナマサの河野さん・椿さん
小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2014年3月1日
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『蘭Point』
世界を代表するらんの祭典「世界らん展日本大賞２０１４」（読売新聞社ほか主催）で、ハナマサ（栄町）の河野精一朗さん（43）と椿尚美さん（34）がフラワーデザイン審査部門で奨励賞を受賞した。河野さんは2度目、椿さんは初の入選。
フラワーデザイン審査部門は、応募総数66のデッサン画審査を通過した45点が、東京ドームで行われた本大会へと進んだ。会場審査で７作品が選出され、各賞が決定する。２人はともにディスプレイ作品を出品、４位にあたる奨励賞に輝いた。
ディスプレイ作品は、90cm四方のスペースを自由に使い、一つの世界を作り上げる。河野さんの作品は、アイアンの円を組み合わせたベースに、７種ほどのらんを散りばめた『蘭Ｐｏｉｎｔ』。大会の全体テーマである「都会の真中の楽園」に沿い、円と円（園）を軽やか且つコミカルにつないだ作品だ。
椿さんのテーマは『蘭華』。緩やかなカーブを描く１本のモチーフに、らん特有の華やかさと柔らかさを凝縮。中央にはコケが生（む）し、流れるような曲線美が印象的な作品に仕上げたという。
奨励賞という結果に「最優秀賞を、と思っていたので悔しい」（河野さん）「ただ嬉しいの一言」（椿さん）と対照的な二人。同店では、フローリストとしての技術を高めるべく、日々研鑚を積んでおり「花屋として、全てのお客様の希望に応えられるよう今後も勉強していきたい」と声を揃えた。
『蘭華』
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河野さん（左）と椿さん
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