東日本大震災3.11から3年 Action of オダワラ ダイナシティウエスト 災害に備え太陽光稼働
津波一時避難施設に指定されている市内中里の大型商業施設、ダイナシティ(大嶌啓介社長)が、太陽光発電・蓄電池設備を導入した。避難発生時の施設運営に最低限必要な電力を確保し、防災機能を強化することが目的。定格出力は17・5kW、蓄電池の電力量は16・87kWhで、災害時には照明設備や情報収集のためのテレビ・ラジオ、避難者の携帯端末の充電用電源などへの使用を見込んでいる。担当の唐牛豊知(かろうじたかし)さんは「安心して避難できるよう地域防災の一役を担えれば」と話す。
太陽光発電は3月15日から稼働しており、発電量や蓄電池残容量は、ダイナシティウエスト4階フロアと立体駐車場5階とをつなぐ出入口に設置されたモニターで随時確認することができる。また、通常の営業時にも商用電源のピークカット、ピークシットを行うなど、省エネ効果が期待されている。