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市立病院に建替え要求 運営審議会が答申

公開:2014年5月10日

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全面改築から30年が経つ小田原市立病院
全面改築から30年が経つ小田原市立病院

 小田原市立病院運営審議会(横田俊一郎会長)は、市立病院(白須和裕病院長)の今後のあり方について、加藤憲一市長に答申。充実した医療提供のためにも、早期建替えの必要性を訴えた。

 答申では、救急医療体制の整備や、専門的ながん医療の機能強化、感染症対策、人材の確保・育成など7つの課題をあげた。その中の1つとして、全面改築から30年が経ち、建物や設備に老朽化が目立つことも指摘。患者ニーズの多様化や医療技術の向上、医師やスタッフ増加などに対応するには、施設が手狭であり、建替えの検討が必要とした。

機能充実に向け環境整備

 また今後のあり方については、軽症患者にはかかりつけ医での受診を啓発することも重要とし、医師会や地域医療機関と連携した医療機能分化の推進、急性期医療を適切に提供できる環境整備、地域のがん治療水準の向上、災害時に病院機能を維持するため免震化の検討の必要性などを訴えた。その上で、県西医療圏における中核的な役割を果たし、災害時には災害拠点として機能を十分発揮できる医療体制や施設整備を求めた。

 横田会長は「急性期の医療を担っていくため、充実した機能を持った病院に生まれ変わる必要があり、早期の建替えを検討すべき時期にきている。患者主体の『愛される病院』であり続けてほしい」と語った。市立病院経営管理課は今回の答申を受け「行政としての考えを打ち出していきたい」と話した。

 審議会は横田会長(小田原医師会)をはじめとした市内医療団体の代表5人と学識経験者、自治会連合会、民生委員児童委員協議会、健康小田原普及連絡会ら医療機関の利用者代表、計9人で構成。昨年4月から7回にわたり審議を重ねた。

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