旭丘高校(水野浩校長)の相撲部が、4月29日に行われた関東大会県予選の団体戦で初優勝した。また個人戦では、津田虎之君(3年)が無差別級を制覇。同部は、6月7・8日に群馬県桐生市で関東大会への出場権を獲得した。
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団体戦は県内5校が参加し、5人制の総当たりで行なわれた。同部からは先鋒・荻原広翔君、二陣・西山恭平君(ともに2年)、中堅・津田君、副将・鈴木海航君(3年)、大将・高橋佳大君(2年)が出場。矢野雄一郎君(1年)が補欠として控え、全部員が選手登録された。
今年は、主将の津田君を中心にまとまるチーム。礼節を重んじた4つの部訓をもとに稽古に励んでおり、岸田光弘顧問は「充実した稽古ができている」と話す。
初戦の神奈川工高戦を3―2の接戦で制すと、続く2試合も同スコアで勝利。一丸となって白星を重ねると、最終の山手学院戦は4―1で勝利し、全勝優勝を決めた。岸田顧問は「勝つべき選手がしっかりまとめ、一丸となって戦えた。チームワークの勝利」と選手をたたえた。
県内敵なし18連勝
津田君は、個人戦でも圧倒的な強さを見せつけた。
身長187cm、体重153kgという体格を生かし、四つ身の型からの寄り切りや寄り倒しを得意とする。個人戦でも「いつも通りやれば勝てると思った」と、冷静に試合を展開。決勝では中学時代全国ベスト8に入った北原英嗣君(慶應義塾高1年)を寄り倒しで破り、頂点に立った。
昨秋の新人戦から県内の公式戦では負けなしの津田君。今大会で、連勝記録を18に伸ばした。関東に向け「自分の相撲をしっかり取って上を目指したい」と決意を語った。