白山中陸上部 吉本君(男子400m)大会新で県制覇 北原さんは走り高跳びで準V
横浜で開催された第49回神奈川県中学校陸上競技選手権大会に出場した、白山中学校陸上部(柏木修顧問)の吉本剛瑠(たける)君(3年)が男子400mを大会新記録で優勝した。女子走り高跳びでは、同校の北原千愛(ちあき)さん(3年)が準優勝となった。
4月29日と5月3日の2日間、横浜市営三ツ沢公園陸上競技場で開催されたこの大会。400mに出場した吉本君は、予選でトップと0秒05差の51秒33を出し、2位で通過した。
決勝では隣のレーンにいたライバルの海老原拓哉君(鵜野森中3年)に、「離されないようについていき、最後の直線で勝負」とレース展開を組み立て、挑んだ。
結果は2位に約1秒差(約8m差)をつけ、大会新記録の50秒35で優勝。吉本君は「決勝に残ることだけを考え練習してきた。予選の結果が良かったので多少は優勝を意識した。決勝では緊張せずにリラックスして走ったことが結果につながった。素直にうれしい」と喜びを語った。
2年生まで走り高跳び・ハードル・砲丸投げ・400mの4種競技に出場していた吉本君。現在は400mを柱に100m、200m、走り高跳びの練習を行っている。4月に行われた小田原地区記録会で出した自己ベストは52秒36だったが、1カ月で2秒以上縮めたことになる。柏木顧問は「入賞すると予想していたが、その予想を超えた。急成長しているので、今後の活躍にも期待している」と激励した。
自己ベストで準優勝
北原さんは女子走り高跳びに出場。145cmを2回目で跳ぶと、その後は3cm刻みで上がっていくバーをすべて1回でクリア。「タイミングよく、力強く踏み切ることができた」と、練習で一度しか成功したことのない160cmも1回でクリアした。
優勝者と同記録だが、145cmで1回の失敗があったため、惜しくも準優勝となった。北原さんは「悔しいが、自己ベストを大会で出せたことは今後の自信につながる」と笑顔を見せた。
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