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相洋高柔道部 悲願のIH(インターハイ)初出場 込山君(73kg級)と二見君(90kg級)

公開:2014年5月31日

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賞状を手にする込山君(右)と二見君(写真提供・相洋高柔道部)
賞状を手にする込山君(右)と二見君(写真提供・相洋高柔道部)

 5月18日に行われた高校総体県予選で、相洋高校柔道部の込山龍哉君(3年)が73kg級、二見省吾君(3年)が90kg級を制した。2人は8月の全国大会(インターハイ)への出場権を獲得。同部(男子)からのインターハイ出場は、創部以来初の快挙。

 2人は、今年3月の全国高校選手権に出場し、日本一への想いをより強くしていた。だが、同大会で負傷し、シーズンが始まっても満足のいく練習が出来ない日々が続いた。「万全の状態で挑ませたい」(菅原信明顧問)と他大会は補欠に回り、インターハイ予選に照準を合わせ、懸命の調整を続けた。

父の檄に奮起

 「心の余裕がなく、カリカリしてしまう」と、気持ちのコントロールを課題に挙げていた込山君。「熱くならず、楽しもう」と、落ち着いて試合に入った。冷静に勝ち進む姿に、菅原顧問は「相手が見えている。今日はいけるぞ」と感じたという。

 決勝では返し技から転倒し、ケガを悪化させてしまう。その時、父であり指導者である込山清顧問からの檄が飛んだ。「今までやってきた事を無にするな」。込山君は気持ちを奮い立たせ、果敢に攻め続け、優勢勝ちを収めた。

 「最後は納得のいく出来ではないが、気合で勝ったと振り返った込山君。高校での柔道生活の集大成となる大舞台に向け、「先生を全国一の先生にしたい」と、決意を語った。

圧巻のオール一本勝ち

 一時は手術が必要と言われていた二見君は、稽古が出来ず、体力の衰えを感じていた。「きっと体力がもたない。2分以内で片づけてやる」と、序盤から積極的に仕掛けていく作戦で、試合に臨んだ。

 2回戦から登場し、順当に駒を進め、東海大相模の強豪選手も撃破。次々と豪快に一本をとり、会場の度肝を抜いた。決勝も早々に袖釣り込み腰で一本。5試合全て2分以内におさめ、オール一本勝ちという文句なしの戦いぶりで、王者となった。

 「まずは勝てて安心した」と笑顔を見せた二見君。「身体を戻して、全国でも攻めていきたい」と意気込んだ。

 2人は、中学時代から相洋柔道部の門を叩き、稽古に励んできた。6年間指導してきた菅原顧問は「選手権での悔しさや経験が生きている」と勝因を分析。「(高校日本一へ)挑戦する権利をもらった。まずはケガをしっかり治し、てっぺんを狙って、締めくくってほしい」とエールを送った。

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