街の変遷見つめる12年 銀座の「街展」17日から
小田原銀座商店会主催の「街展」が、7月17日(木)から始まる。通りに点在する画廊を活用し、通りの活性化を目的に始まった展覧会は、今年で12回目。
会に属さず個人で絵を描いている人などへ発表の間口を広げたいと、商店会が企画する展覧会。開催には、小田原で創作活動を行う齊藤四郎西相美術協会会長や、諸星和男氏(2年前に他界)の尽力もあった。当初は作品集めに苦労したが、近年は毎年200点前後の応募があり、12回連続での出品者もいる。小田原城や清閑亭など、歴史的建造物が好んで題材に選ばれるが、年月の経過とともになくなっていく建物もある。
「『こんな素敵な場所が小田原にあったのね』という会話や、作品に描かれた場所の思い出話を聞くのがうれしい」。初回から運営に携わる、ギャラリー新九郎の木下泰徳さんは、今年も準備に余念がない。
会場はアオキ画廊、飛鳥画廊、ギャラリー新九郎、ギャラリーコットン倶楽部、ツノダ画廊。展示時間は午前10時〜午後6時(最終21日は4時)。(問)実行委員会事務局【電話】22・0661