外郎家が伝えた中世の舞 本日19日 特別公演
本町の(株)ういろうで7月19日(土)、遠州森町の「山名神社天王祭舞楽」特別公演が開催される。店舗駐車場で午後1時半開演。観覧無料。主催は小田原外郎家と同保存会。
同舞楽は静岡県森町の山名神社に伝わるもので、国指定重要無形民俗文化財に指定されている。京都祇園御霊会の芸能を、室町時代に遠州西楽寺で取り入れたと考えられており、八段から構成。この一つ蟷螂(とうろう)の舞を同地に伝えたのが、当時貿易で遠州に出入りしていた外郎家だったとされる。
中世からの縁に感銘を受けた外郎家は現在、森町との交流を深めており、今回の実現に至った。当日は蟷螂含む4演目を披露する。「小田原は京都・遠州と遥か昔から縁があった土地。歴史ある街としての誇りを感じるきっかけとなれば」と話している。なお雨天の場合は中止。問合せは【電話】0465・24・0560。