神奈川県が指定する土砂災害発生の恐れがある地域は、小田原市内で特別警戒区域と警戒区域を合わせて112カ所にのぼる。
該当する地区では、これまでに県主催の住民説明会を開催。市防災対策課も、対象区域の片浦、大窪、芦子、久野、富水、曽我、下曽我、国府津の地区ごとに危険区域を示した「土砂災害ハザードマップ」を作成し、周知を図っている(早川、橘北、橘南地区については現在作成中)。
だが、久野坊所に住む星野佳江さん(79)は、「この地域の地盤は頑丈だと親から伝え聞いている」と、自宅が警戒区域に指定されてからも土砂災害に対する危機感は薄いという。それよりも、特別警戒区域では住居の移転を勧告されることもあるため、「生活が制限されるのではないかと不安」と本音をもらす。今回広島市で発生した土砂災害については、「被災者は気の毒だったが、久野で同じことが起きるとは想像できない。いざという時に避難する準備はしてあるが…」と不安を口にした。
一方、県の調査により新たに指定区域が増える可能性もあり、区域外で安全が確保されているわけでもない。同課は、「近隣の人に話を聞いたり、ハザードマップを活用し、日ごろから危険な場所を確認してほしい」と注意を呼びかけた。
ハザードマップはホームページでも閲覧可能(小田原市土砂災害ハザードマップで検索)。問合せは、市防災対策課【電話】0465・33・1855。
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