小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2014年8月30日
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100mを棄権し、200m一本に絞って挑んだ今野恭佑君(相洋高3年)。これまで「県や関東は良くても全国では勝てなかった」。日本一になるための最善策を考え抜き、出した結論が「より勝負できるレース」に全てを賭ける事だった。
ライバルが100mで好タイムを出す中「自分も出場していれば…」との思いはあった。だが迷いを捨て、臨んだ200m決勝。第6レーンを激走、疲れを見せる他選手を振り切り、一番にゴールへ飛び込んだ。
「実感がなくて…」ガッツポーズは出なかった。代わりに、切望した王者の称号を手にし「本当にホッとしました」と頬をふっとゆるめた。