芸術文化創造センター 懸案の松、存続へ 「歴史」重視、一部設計を変更
本紙8月23日号で紹介したお堀端通りの芸術文化創造センター建設予定地に立つ松について、存続の方向で進んでいることがわかった。
松の存続は、8月22日の厚生文教常任委員会、23日の同センター意見交換会で示された実施設計で明らかにされた。実施設計は、基本設計で見つかった課題や市民などからの意見を集約し、反映させたもの。松のほか、隣接する桜など3本の木が残されている。
実施設計には、松の存続のほかに、課題だった2階までのエレベーターが4階まで延伸することや、幅1・4mの敷地内通路を設置することなどが盛り込まれた。
また、課題を解消したことで、ギャラリーやホールの面積、座席数などが変更になったほか、クロークなどが移動した。大ホールの座席数は25席減少し、1146席となった。
意見交換会は、センターの実施設計・管理運営の各専門委員と市民ワーキングメンバーで行われた。松の存続については設計士の新居千秋氏が説明。新居氏は「伐採するよりも、残すことで歴史的重みが深まると考えた」と経緯を説明した。
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