留学生をおもてなし 小田原LCの事業を支援
小田原ライオンズクラブ(中村弘毅会長)が国際交流事業として招いている交換留学生を、ホストファミリーとして毎年受け入れている家族がいる。きっかけは同クラブがくれた留学の機会。「恩返し」の思いではじめたという。
松田町寄の甲斐大貴(ひろき)さん(26)は、現在、高校の英語教諭。高校3年時に同クラブの「イングリッシュスピーチコンテスト」で優勝し、副賞としてフランスに海外派遣された。以来、支援する側にまわり8年目。今回で10人目の受け入れとなった。
母親の三友季(みゆき)さんは「クラブへの恩返しの思いもあるが、子ども一人の私にとって、海外にたくさんの子どもがいるような感じがしてうれしい。毎回とても楽しい」と笑顔で語った。
今年は8月にスイス人のルーカス アイシェンバーガーさん(19)が来日。「文化、伝統など、留学生に少しでも多く日本の魅力を伝えられれば」と家族3人で留学生をもてなす。この日は琴の準師範の資格を持つ三友季さん指導のもと、『さくら』に挑戦。はじめて琴に触れたというルーカスさんは「音色が凄くいい」と感想を語った。