小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2014年11月8日
エリアトップへ
小田原そば商組合(相澤美知雄組合長)に加盟する10店舗のそば店が、10月27日から11月28日までの1カ月間、社会福祉法人ほうあんのぞみ(上田理所長)の利用者ら56人に新そばを振る舞っている=写真。
組合が50年に渡って、取り組む伝統行事の一つで、毎年新そばの季節に各店で障がい者施設の利用者らに無償でそばを提供している。初日の10月27日には、市内本町の田毎に6人が来店。月見そばや天ぷらそばなど好みのメニューを選び、打ち立てのそばの味を楽しんだ。利用者らは「そばにコシがある」「今まで食べた味と全然違う」「甘い汁がいい味を出している」とそれぞれ笑顔で味わった。
相沢組合長は「蕎麦屋でそばを食べる機会が年々減ってきている。我々の組合も先代から続けている伝統行事を絶やさず、継続していきたい」と話した。