木のクラフトコンペ 石川満さんが大賞
第8回全国木のクラフトコンペ(本間博丈実行委員長)の審査が行われ、市内在住の木工業・石川満さん(56)が製作したカップ「彩」=写真=が大賞に決まった。
「新生」をテーマに、全国から150点の工芸品が集まった今回のコンペ。欅(けやき)を黄から赤へと5段階に塗り分けた石川さんのカップは、軽さや形の美しさ、用途の多様性が評価された。一般的に漆は、乾くと色が黒ずむ特性を持ち、思い通りの色味に仕上げるのが難しいとされる。
入選作品は、来年3月6日(金)〜8日(日)に開催の「小田原・箱根『木・技・匠』の祭典」で展示される予定だ。