高齢化や後継者不足を理由に耕作放棄地となる可能性のあるみかん畑を活用するため、昨年4月に発足した「〜かなごて未来プロジェクト〜あおぞらみかんばたけ」によるみかんジュースが完成した。
このプロジェクトは、神奈川口御殿場線沿線活性化異業種勉強会(略称・かなごて)のメンバー、小山田大和さんと川久保和美さんの2人を中心に動き出した。畑所有者の高齢化による作業範囲の縮小に伴い、耕作放棄される予定だった曽我地区のみかん畑、約480坪を借り、出資・作業参加者を募った。プロジェクトに賛同し、市内外から集まった約40人で作業効率向上のため畑に階段を設置し、農業を営む川久保さん指導のもと選定作業などを進めてきた。
昨年12月に行われたはじめての収穫作業で4tのみかんを収穫。そのうちの1・2tが今回ジュースに加工された。川久保さんは「皮ごと搾られるジュースと異なり、一つひとつ手作業で皮をむき果汁100%、無添加で作っています。手間をかけ完成した自信作。曽我で育ったみかんをジュースでも楽しんでもらいたい」。小山田さんは「今後はこの曽我地区での例を参考に、耕作放棄地となる可能性のある畑に対し、1つの具体的な解決策として提案していきたい」と意気込む。
ジュースは耕作放棄地のイメージや、昼寝に適したみかん畑を連想させる「おひるねみかん」の商品名で、2月1日(日)から通信販売をスタート。4000本の数量限定で価格は1本300円(税別・180ミリリットル)。また、市内店舗やマルシェ、イベントなどでの販売も予定している。問合せ・申込みは小山田さん【携帯電話】090・7008・4455またはhttp://www.kanagote-farm.com。
読者プレゼント
「おひるねみかん」を本紙読者10人にプレゼント。希望者ははがきに住所・氏名・年齢・電話番号を明記の上、〒250―0042小田原市荻窪306番地タウンニュース小田原編集室「みかんジュース」係まで。1月31日(土)必着、当選者の発表は商品の発送をもって代える。
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