「第60回青少年読書感想文全国コンクール」で、応募総数449万2194点の中から東富水小学校3年・近藤友揮君が最優秀賞にあたる内閣総理大臣賞に選ばれた。また、芦子小学校6年・佐々木暖人(はると)君が全国学校図書館協議会長賞を受賞した。
近藤君は「総理大臣賞と言われてもはじめはよくわからなかったけど、先生から全国で一番だよと言われてすごくうれしくなった」と誇らしげに話した。2月6日に都内で行われた表彰式では、受賞者の代表の一人としてあいさつ。1月に亡くなった祖父に向け「おじいちゃん、こんなにすごい賞もらったよ。おじいちゃんの分まで本をたくさん読んで面白い本があったら感想を教えるね」と受賞の喜びを語った。
図書館での読書が習慣に
読書が好きで図書館通いが習慣になっている近藤君は、主人公のツトムが夏休みに父と訪れたネパールで現地の村の少年パニとの放牧生活を描いた『ともだちは、サティー!』を選択。今回の感想文は400字詰めの原稿用紙8枚分に書いた後、文章の良い部分を自身で切り貼りして編集し、2週間ほど試行錯誤を重ねて規定の3枚分に仕上げた。
被災地への思いを頭に描きながら
佐々木君は、東日本大震災の被災地で飼い主と離れ、殺処分寸前の犬たちが保護され、セラピードッグを目指していく姿を描いた『いのちをつなぐ セラピードッグを目指す被災地の犬たち』という作品を選んだ。小学校入学時から学校の図書室に毎日のように通い、1年生の時には年間100冊以上を借りて学年一になるほど読書が好きな佐々木君。表彰式には著者の大木トオルさんも来場し、大切な本にサインを書いてもらったという。佐々木君は「被災地の現状を作品を読んで知り、改めて命について考えさせられた。受賞を聞いてびっくりしました」とはにかんだ。
加藤市長にも受賞を報告
2月20日には市役所で加藤憲一市長に報告。近藤君は「かもめ図書館の常連」、佐々木君は「本屋さんでおすすめの本から選んだ」などのエピソードを交えながら大きな賞状を手に喜びを伝えた。
加藤市長は「小田原からこのような賞の受賞者が生まれたことは大変誇らしい。この先もそれぞれの夢に向かって頑張ってほしい」と二人を讃えた。
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