和菓子菜の花を経営する高橋台一さんが、自身2作目となる本を出版した。
タイトルは『黒田泰蔵 白磁』。伊豆に窯を構える陶芸家・黒田氏の作品集で、150を超える白磁が収められている。この大半が高橋さんの所有品だ。
23年前、高橋さんは知人の紹介で黒田氏初の個展を訪れ、白磁と出会った。以来、年月を掛け作品を収集。この度一冊の本にまとめ、「自分の手元にある作品が本になって存在する、何とも不思議な感覚」と心境を語る。
「色があるようでない。追求しても答えのない世界」と白磁の魅力を語る高橋さん。「ぜひ黒田さんの魂の表れを感じ取ってほしい」と話した。
なお出版記念展が3月24日(火)から4月6日(月)まで、代官山蔦屋書店2号館のギャラリースペースAで開催される。時間は午前7時〜深夜2時。本は一冊税別5000円(発売元/求龍堂)。全国書店で販売されているほか、菜の花暮らしの道具店など市内各店でも購入できる。
問合せは(株)菜の花【電話】0465・22・5528。
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