報徳二宮神社が4月15日の例大祭で、伊勢神宮の古材を使い新たに建立した鳥居をお披露目した。
同神社の創建120周年記念事業の一環として、昨年から取組んできたもの。2013年の式年遷宮の際、伊勢神宮から譲り受けた部材で、小田原城址口に高さ4m、幅3mの鳥居が完成した。
古材は昨年12月、報徳二宮神社の草山明久宮司をはじめ、木材業関係者が伊勢神宮を訪れ、小田原に持ち帰った。宮大工の芹澤毅さんをはじめ、棟梁や大工職の集まりである工匠会のメンバーらが古材の調査を開始。今年に入り、傷みが生じている古材の一部を補強・維持する「根継ぎ」のため、樹齢約100年の小田原産檜を製材した。
「鳥居の建立を通し、木の文化に触れる機会をつくりたい」という草山宮司の考えのもと、市民参加の鉋削りワークショップなどを行いながら作業を進めた。
大工の棟梁として建立に携わった芹澤さんは「神社・木材業・市民・大工などさまざまな立場の人が同じ目線で力を注ぐのが、本当のものづくり。この環境で仕事ができて職人冥利につきる」と語った。
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