小田原市内最大のイベント「北條五代祭り」があす5月3日(祝・日)に開催される。51回目の今年は武者行列の歴代当主5人のうち、3人を一般から公募。初めて外国人枠が設置されるなど、祭りに新たな魅力も加わり、城下町の風情に華を添える。
主催する(一社)小田原市観光協会職員の手で4月24日、小田原駅西口の北条早雲公像に兜と陣羽織が着せられた=写真下。祭りのPRを目的とするもので、普段とは違う早雲公の姿に、周囲にいた高校生らが目を向けた。高さ5・7mの早雲公像は間近で見ると迫力満点。祭りの前に雄姿を見に訪れるのも一興だ。
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祭りは3日の午後0時30分、陸上自衛隊第1音楽隊と川崎市消防音楽隊の演奏により開幕。50分頃からは開会セレモニーが行われ、北条ゆかりの市町が紹介される。勇壮な武者隊の出陣式は1時から。勝どきをあげ、出陣太鼓が打ち鳴らされると総勢1700人のパレードが出発する。武者行列のスタート地点は馬出門土橋前となる。
外国人当主も騎乗
51回目の今年は、歴代当主3人を一般から公募し、新たな顔ぶれとなった武者行列が楽しめる。初代・早雲には小田原ふるさと大使の阿藤快さん、二代・氏綱にウェイン・ミラーさん(50・函嶺白百合学園英語教諭)、三代・氏康に小林昌樹さん(46・藤沢市)、四代・氏政に瀬戸充さん(市自治会総連合副会長)、五代・氏直は魚地準一郎さん(49・小田原市)がそれぞれ務め、騎乗して隊を率いる。パレードコースには武者隊や北條鉄砲衆、忍者演技などのパフォーマンスポイントも設けられ、シャッターチャンスが多数(パレードのコースと通過予定時間は中面で紹介)。
パレードの通過に合わせ周辺では一時交通規制が行われるため、注意が必要。詳細は観光協会ホームページで確認を。(問)同協会【電話】0465・22・5002
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