小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年5月9日
エリアトップへ
ひらがなや漢字で絵を描くかくれ文字絵作家・小林真澄さん(市内柳新田)の作品が、ミラノ万博の日本パビリオンに展示される。
出展のきっかけは、美術関連のイベントを手がける企画会社の声掛けによるもの。小林さんは「世界の食」という万博のテーマに準じ、日本の食事のマナーを題材に、作品「Delizioso(イタリア語で『おいしい」の意)」を完成させた。
作品に描かれた家族には、それぞれ食事にまつわる5つの言葉が隠れている=写真右下。小林さんは「子どもが一人でご飯を食べる家庭も増えているなか、食事の大切さを伝えたかった。家族全員であたたかい食卓を囲むイメージを表現した」と話す。作品に添えられた結び文型の箸置きには、万博の開催国・イタリアと日本を、芸術で「結ぶ」という意味が込められている。
作品は9月4日(金)から7日(日)まで、ミラノ市内の万博会場に飾られる予定だ。