小田原市民会館大ホールで9月1日(火)、16年ぶりに松竹大歌舞伎が上演される。主催はおだわら文化事業実行委員会。製作は松竹。
この公演は、中村翫雀(かんじゃく)改め四代目中村鴈治郎=写真=の襲名披露。『双蝶々曲(ふたつちょうちょうくる)輪日記(わにっき)玩辞楼十二曲の内 引窓』、『四代目中村鴈治郎襲名披露 口上』、『連獅子』が上演される。
小田原と歌舞伎の縁
小田原と歌舞伎の縁は深い。江戸時代には中村座・市村座・森田座の”江戸三座”に次ぐ格式をもつ「桐座」が小田原に歌舞伎小屋を構えていた。また、薬の服用をきっかけに約300年前から親交をもつ外郎家と、演目「外郎売」を十八番とする歌舞伎の名門・市川家の交流もうまれている。
かつて小田原市民会館では33回、歌舞伎が上演された。1962(昭和37)年の開館当時は、歌舞伎を意識した画期的な廻り舞台の装置を持つ劇場として話題を呼んだ。
チケットは6月2日(火)午前9時に発売開始。ハルネおだわら街かど案内所、市民会館事務室、ダイナシティウエストチケットぴあ、平井書店、伊勢治書店本店での店頭販売ほかインターネットでも購入できる。
公演に先がけプレセミナー
16年ぶりとなる小田原での上演をより楽しんでもらおうと、6月28日(日)には基礎知識やあらすじ、見どころなどが学べる「歌舞伎プレセミナー」が開催される。午後2時〜3時30分、会場は市民会館小ホール。アナウンサーで古典芸能解説者の葛西聖司さんが映像や音楽を使い、初心者にも分かりやすく歌舞伎の魅力を紹介する。セミナーの料金は1000円、先着200人で要事前申込み。
公演とセミナーに関する問合せ・申込みは市文化政策課【電話】0465・33・1706。
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