いよいよ開幕する女子サッカーのW杯。小田原の中高生もさらなる高みを目指し、県内各地で活躍を見せている。
大磯の星槎国際高校女子サッカー部は、5月に行われたインターハイ神奈川予選で初優勝。創部2年目のチームには、川倉愛梨主将(3年)や背番号10の塩野海風さん(2年)など小田原出身者が8人もいる。
授業を終え、約3時間におよぶ全体練習後、自主練習で残ることも。遅いときには、帰宅が夜10時になる。それでも、千代在住の川倉さんは「自分の努力次第で成長できる」と前向きだ。先週の関東大会では敗れてインターハイを逃したが、すでに視線は冬の全国選手権。「高校最後の大会なので、全国に出て日本一になりたい」(川倉さん)
中学生が関東大会へ
星槎国際の妹分で、女子中学生が所属するクラブチーム『OSAレイア』にも、小田原なでしこが10人以上。市内の中学校に通い、その後大磯へ移動する。4〜5月の県女子ユース選手権では優勝。全国の切符をかけ、来週末から関東大会に挑む。石塚みなみ主将(千代中3年)と10番・西浦詩乃さん(白山中3年)は「全国に行きたい」と口を揃え、最終調整に励む。
レイアに続く県2位で関東に出場する『ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ』にも、小田原の中学生がいる。土谷純加さん(城南中1年)は、学校から帰ると着替えてすぐに出発。電車を乗り継ぎ1時間以上かけて相模原の練習場へ。「遠くて大変とは思わない。レベルが高いところでできているから」(土谷さん)。同じく、なでしこリーグ2部・ノジマステラの下部組織に所属する田村かのんさん(城南中2年)は、中学生ながら飛び級で高校生のカテゴリーに。「日本代表になりたい」。
将来、W杯のピッチに小田原なでしこが立つ日が来るかもしれない。 (続く)
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